ボンジュールの向こう側

フランス語のアルファベットも知らない私が、フランスについてゆったり知りたいなぁと思っています。

フランスでもウォシュレットって使える?

ヨーロッパ、というか、大陸の国々で多いのが、水分中のミネラルが多い『硬水』の地域。
日本やイギリスのような島国は軟水なことがほとんどなので、蛇口から硬水が出てくる生活って全然馴染みがないですよね。

硬水を生活水にしていると、蛇口からの水をそのまま飲むのは難しいですし、水道管や蛇口などがミネラル分の塊で塞がれる、ということもしょっちゅう。
白地のタオルや洋服などは数回選択すると灰色に濁り、洗濯機なども非常に壊れやすいといいます。

なので、トイレにウォシュレットなんて取り付けようものなら、あの細い洗浄ノズルがすぐに詰まってしまいそう……なのですが、実はそれをクリアする方法があるのだとか。

フランスのような硬水地域でも、ウォシュレット使用を可能にしてくれる魔法の装置――そう、それが『軟水器』なのです!(いきなりテンション高)
まぁあれです、読んで字のごとく、硬水を軟水に変えてくれる機械ですね。

お値段は……フランスの軟水器についてはちょっと分かりませんが、日本で売っているものだとメンテナンスフリーの全自動一戸建て用が数十万、お風呂用でも十数万と言いますから、多分フランスでも十数万~二十万円くらいはするんじゃないかな、と思われます。
かなりお高いものですよね。

 

ですが、フランスにお住いの日本人や、ウォシュレットの魅力にハマってしまったフランス人の中には、このお高い軟水器をわざわざ導入してまで、ウォシュレットを自宅に取り付けようとする人が結構いるのだそうです。

実は、フランスでは『ガストロ』という細菌性の胃腸炎が流行しているそうなのですが、この菌、トイレットペーパーを10枚重ねて拭いても手に付着すると言われているほどで、ウォシュレットの洗浄水で水洗いするのはかなり有効なのだとか。

そんな事情もあって、高価な軟水器を買ってでもウォシュレットを取り付けたい、と思う人もいるんでしょうね。
また、フランスは公衆トイレがあまり綺麗ではなく、その上使用にお金がかかるということもあって、自宅のトイレくらいは清潔なものをゆったりとした気持ちで使いたい、というのもありそうです。

日本のハイテクトイレ・ウォシュレットがフランスで密かな人気を得ていくのも、なんだかちょっと分かる気がしますよね。